トップページ | 2007年6月 »

2007年5月

2007年5月31日 (木)

オオジシバリ

Ojisibari散歩道も草が大分生い茂ってきました。これからの散歩は朝早く歩かないと、暑くてたまりません。

オオジシバリはジシバリに比べ花も葉も大きく背も高くなります。
ジシバリは乾いた所でも見かけますが、オオジシバリは湿った所で良く見かけます。
舌状花(花びら)の先に5個の歯(ぎざぎざ)があります。これはタンポポの仲間(タンポポ族)の特徴で、この仲間は茎や葉から白い液をだします。
(オオジシバリ 大地縛り '07.5.29)

本日HPに「花アルバム12」「今月の花6月」を載せましたのでご覧下さい。

| | | コメント (4)

2007年5月30日 (水)

ハコネウツギ

Hakoneutugiあちこちの山でハコネウツギが咲いています。箱根空木の名前がついていますが。箱根山には無いそうです。
花は初め白で、しだいに紅色の変わり、ニシキウツギと似ていますが花の形が違います。
卯の花のウツギとは科が違います、ウツギは離弁花(花びらが一枚一枚離れている)でユニシタ科、ハコネウツギやニシキウツギは合弁花(花びらが互いにくっついている)でスイカズラカ科です。
どちらも枝がが中空になっているので空木の名前がついています。
(ハコネウツギ 箱根空木 '07.5.29)

| | | コメント (4)

2007年5月29日 (火)

コウボウムギ

Kobomugi2いいお天気になったので海に行き砂浜を歩いてきました。
砂に埋まるようにコウボウムギが群生していました。
イネ科やカヤツリグサ科の植物はめったに紹介する事がありません。
今の時期の海岸はまだ人も少なく静かです。花はハマヒルガオ、ハマエンドウ、くらいしか咲いていません。
和名の「弘法麦」は、地中の根元にある古い葉鞘の繊維を書の達人の弘法大師の筆に見立て、実の形が麦に似ているので付いたと言います。
雌雄異株で写真は雄株です。
(コウボウムギ 弘法麦 '07.5.29)

| | | コメント (0)

2007年5月28日 (月)

コアジサイ

26、27日と岩手県まで出かけましたがバスによる観光旅行なので花を見るのはバスの中からだけで、結局一枚も写真も撮れませんでした。

今日は風が強く、あまり良い天気ではありませんでしたが、午後から近くの山を歩いてみました。
コアジサイが咲き始めていました。今年はやはり少し早めに咲き出したようです。アジサイですが他のアジサイのような装飾花はありません。
地味な花ですが淡い青色の花が梅雨時、雨にうたれて咲いている姿は良いものです。
(コアジサイ 小紫陽花 '07.5.28)
Koajisai1Koajisai2

| | | コメント (6)

2007年5月25日 (金)

ハナヤエムグラ

Hanayaemugura今日は久しぶりの雨で畑の野菜も庭の草花達も生き生きとしているように見えます。

ハナヤエムグラは10年近く前、海岸近くの原っぱで初めて見ましたが、それ以来そこ以外では見ていません。
ヨーロッパ原産の帰化植物ですがあま広がっていないようです。
昨日、マンテマと一緒にしばらくぶりで見に行ってきました。
花は直径1cmに満たない薄いピンクの小さな花です。草むらに隠れるように咲いていますので、よほど注意しないと見つからないでしょう。
(ハナヤエムグラ 花八重葎 '07.5.24)

明日、明後日と東北に旅行に行ってきます。

| | | コメント (4)

2007年5月24日 (木)

マンテマ

Mantema買い物に出かけた途中に海岸寄って見ました。海水浴シーズンになると海岸の駐車場は何処も有料になりしかも混雑するので植物観察はいつもその前と海水浴シーズン後になります。
大分前にマンテマを見つけた場所に久しぶりで行ってみました。もう遅いかと思っていたら、まだ沢山咲いていました。
江戸時代末期に観賞用に導入されたものが、逸出し野生化した植物です。
海岸などの群生することが多いようです。
一つ一つの花もきれいですが、群生も見事です。
最近、家の近くでマンテマの母種のシロバナマンテマも見つけました。
(マンテマ '07.5.24 ひたちなか市)

| | | コメント (9)

2007年5月23日 (水)

ミヤコグサ

Miyakogusa海岸へもしばらく行っていないので、山に行った帰りに寄って見ました。
砂浜にはハマヒルガオ、コウボウムギなど初夏の花になっていました。
道路脇に鮮やかな黄色のミヤコグサが絨毯のように咲いていました。
セイヨウミヤコグサの方が良く見かけますがミヤコグサは少なくなったようです。
茎が地を這っており、花が一つの花序に2、3個しか付いていないのでミヤコグサにしましたが。セイヨウミヤコグサとミヤコグサの違いは微妙でもしかしたらセイヨウミヤコグサかも知れません。
京都に多かったので都草の名前が付いたと言います。
(ミヤコグサ 都草 '07.5.23)

| | | コメント (2)

2007年5月22日 (火)

コメツブツメクサ

Kometubutume今日は朝、久しぶりで家の周りを散歩しました。昨年見つけたホタルカズラが咲いており、一年ぶりの再会でした。
コメツブツメクサが花がまだまだ元気に咲いていました。以前クスダマツメクサは紹介しましたが、コメツブツメクサはまだでした。
ヨーロッパ〜西アジア原産の帰化植物で明治の終わり頃にやってきたようで、北海道から九州まで全国に広がっているようです。道端、芝生、河原などで良く見られます。
(コメツブツメクサ 米粒詰草 '07.5.22)

| | | コメント (2)

2007年5月21日 (月)

ツクバキンモンソウ

Tukubakinmonso日立近辺の山で良く見られる花なので紹介しようと思っていた、ツクバキンモンソウです。
地元茨城県の筑波山で初めて採集されて中井猛之進博士により名前がつけられた植物です。良く似たものにニシキゴロモがありますが、茨城県ではみられないようです。
ニシキゴロモとの違いは花の上唇の長さの違いですが、その差が数mmと言いますから良く見ないとわかりませんね。
ニシキゴロモ:上唇の長さが2.5mm〜3mmで2裂
ツクバキンモンソウ:上唇の長さが1mm以下で半円形
(ツクバコンモンソウ 筑波金紋草 '07.4.26)

| | | コメント (6)

2007年5月20日 (日)

オオバタネツケバナ

ここのところ、自宅のフェンスの交換作業を知り合いに頼みやっているのでフィールドに出るのは一時お休み状態です。素人二人で丁寧にやっているのでなかなか進みませんが楽しみながらやっています。

Otanetuke先日,水汲みに行った時、山の小川の縁で見たオオバタネツケバナです。
田んぼなどに生えているタネツケバナに似ていますが、頂小葉(葉の先端部分)が大きいので区別できます。
小さな白い花が緑の葉とマッチしてきれいです。今の時期白い花が多いですね。
お浸しにしたり、生のまま刺身のつまとして食用にされ、食用としてはタネツケバナよりは適しているようです。
(オオバタネツケバナ 大葉種付花 '07.5.8)
画像をクリックすると大きくなります。

| | | コメント (0)

2007年5月19日 (土)

ミヤマハコベ

Miyamahakobe
ハコベの中では花が大きく良く目立ちます。深山の名前が付いていますが低山で4月下旬から7月頃まで良く見られます。
花弁が10枚に見えますが5枚です。深く切れ込んでいるので10枚に見えます。
山道のちょっと湿った所に生えています。一面に咲いていると花の白さにはっとさせられます。4月末に地元の山にスミレを見に出かけた時に撮ったものです。
(ミヤマハコベ 深山繁縷 '07.4.29)

| | | コメント (5)

2007年5月18日 (金)

ハナウド

久しぶりで田んぼ道を散歩しました。イネ科の草が元気に茂ってきました。川岸の草むらに今年もハナウドが咲き出しました。
セリ科の花は小さくて白い花が多いので写真を撮りにくいです。その上、風に揺れるのでなかなか上手く撮れません。
セリ科の中では、ハナウドは群生して一面真っ白になるのでとてもきれいです。アップで写すと内側の花より外側の花が大きく、しかも不揃いなのがよくわかります。
葉がウドに似ているのでハナウドという名が付いています。
(ハナウド 花独活 '07.5.18)
Hanaudo1Hanaudo2

| | | コメント (2)

2007年5月17日 (木)

クチナシグサ

Kutinasigusa植物観察をしていて、毎年決まった場所で同じ花が見られるのも楽しみですが、今まで見た事がなかった花に出会えた時の喜びもひとしおです。
毎年、いくつか初めて出会う花がありますが、先日も初めての出会いがありました。クチナシグサです。
図鑑では見ていましたが実物を見るのは初めてでした。自然公園の草地に生えていました。淡紅色の小さな花なので見過ごして来たのかもしれません。
萼につつまれた果実がクチナシの実に似ているのでこの名前が付けられています。写真の下の部分にクチナシに似た花の終わったものが写っています。
(クチナシ 梔子草 '07.5.13)
画像をクリックすると大きくなります。

| | | コメント (8) | トラックバック (0)

2007年5月16日 (水)

シロヤシオ

昨日は光通信が繋がらずBlogの更新ができませんでした。電話も繋がらず、携帯で故障センターにTELしてもお話中、NHKのラジオのニュースでフレッツサービスが故障している事を知りました。

Siroyasio昨年はシロヤシオの花が不作でほとんど見られませんでしたが、13日、観察会で福島県甲子高原に出かけたら、真っ白に花が付いた満開のソロヤシオが見られました。
今年は当たり年のようです。心が洗われるような純白の花です。
愛子様のお印として有名になりました。葉がきれいに5輪生し別名ゴヨウツツジと呼ばれています。老木になると肌が松の木肌のように裂けるのでマツハダという別名も持っています。
(シロヤシオ 白八汐 '07.5.13)
画像をクリックすると大きくなります。

| | | コメント (2)

2007年5月14日 (月)

クワガタソウ

Kuwagatasoヒイラギソウを見に行った時、近くにクワガタソウが咲いていました。
ヒイラギソウと同じような環境の山の木陰に生えています。脇には沢が流れていました。
花は薄い紅色で紅紫色のすじがあり、直径1cmくらいの可愛い花です。花をさわるとぽろっと落ちてしまうので写真を撮る時も要注意です。
名前の由来は実になった形が兜の鍬形(上に二本立っている角のようなもの)に似ていることによります。
(クワガタソウ 鍬形草 '07.5.12)
画像をクリックすると大きくなります。

| | | コメント (4)

2007年5月13日 (日)

ヒイラギソウ

昨年、場所が見つからず見られなかったヒイラギソウを見に行ってきました。今回は観察仲間の友人の案内で行きました。
少し花の痛んでいるものもありましたが、地元で見るのは初めてでしたので満足できました。
青紫色のシソ科の花で葉がヒイラギに似ているので名前がつけられています。一集団だけ色が紅紫のものがありひときわ目立っていました。
(ヒイラギソウ 柊草 '07.5.12)
Hiiragiso1
Hiiragiso3
Hiiragiso4

| | | コメント (2)

2007年5月12日 (土)

コミヤマスミレ(スミレNO.12)

Komiyama先日、コミヤマスミレが咲き始めてたと紹介しましたが、今日、別の場所でも咲いていました。
葉に毛が多く、最初、葉しかない状態で見たときはスミレとは思いませんでした。
花の時期が遅く、このスミレが咲くと低山のスミレのシーズンは終わります。日陰を好むスミレで杉林等で見られます。フモトスミレに似た小さい花です。花つきの良いものにはあまりお目にかかりません。
福島県以西の太平洋側に分布しています。
(コミヤマスミレ 小深山菫 '07.2.12)
画像をクリックすると大きくなります。

| | | コメント (7)

2007年5月10日 (木)

イカリソウ

Ikariso家の仕事の合間をぬって、水汲みがてら最も遅く咲くコミヤマスミレの様子を覗いてみました。2、3株、咲き始めていました。
近くにイカリソウがきれいに咲いていましたので今日はそちらを紹介します。
花の形を船の碇に見立てたものです。花の色は紅紫色〜白色でこの辺では中間的な色が多いようです。
葉がきれいなので気に入っています。白馬ではキバナノイカリソウが咲き始めていました。
(イカリソウ 碇草 '07.5.8)
画像をクリックすると大きくなります。
11日は所用があり出かけますのでお休みです。

| | | コメント (2)

2007年5月 9日 (水)

長野県白馬のスミレ(2)

白馬から帰って来た翌日、頼んでおいたフェンスのリサイクル品が到着したのでフェンスの交換作業をやっています。花が気がかりですが、そう遊んでばかりもいられませんので。とりあえず明日もまたこの作業です。
Simiresaisin3
今日の白馬のスミレは一般的に見られるものです。
←←←←(スミレサイシン 菫細辛)
日本海側で見られる代表的なスミレです。花が大きいので群生していると見事です。ちょっと日陰気味の場所に咲いています.写真のものも杉林に咲いていました。
太平洋側でも北に行けば見られますが、こちら関東の太平洋側で見られるのは葉が長いナガバノスミレサイシンです。(2007.5.5)

Otati
(オオタチツボスミレ 大立坪菫)→→→→
このスミレも多雪地帯に多いもので、我が家の近くでは福島県まで行かないと見られません。
タチツボスミレより大型で距が白いのが特徴です。葉もタツツボスミレより大きく、丸みがあり基部は深い心形になります。
タチツボスミレとオオタチツボスミレの交雑種のムラカタチツボミスミレも沢山見られました。(2007.5.4)

| | | コメント (4)

2007年5月 8日 (火)

長野県白馬のスミレ

5月4日〜6日は長野県白馬でスミレ観察をしてきました。白馬も例年より花は遅めとのことで、ピンクのオオヤマザクラが満開でした。
こちらでは見られないスミレを紹介します。
Miyamanagahasi2←←←←
(ミヤマナガハシスミレ 深山長嘴菫)
長い距を持つ別名テングスミレと呼ばれるナガハシスミレの蛇紋岩変型です。
紫紅色で色の濃いものが多く、葉の裏は紫色を帯びます。
小雨が降っており、撮影にはちょうど良い状態でした。
(2007.5.6)
Marubatati
(マルバタチツボスミレ 丸葉立坪菫)→→→→
パッと見るとニオイタチツボスミレかな?と思うかも知れません。良く見るとちょっと違います。タチツボスミレとニオイタチツボスミレの交雑種です。当然のことながら、両親の中間的な形態をしています。
それにしてもスミレは似たものが多く、見れば見るほど分からなくなります。
(2007.5.5)

| | | コメント (8)

2007年5月 7日 (月)

群馬の山麓の早春(2)

3日の午後からは別の山に行ってみました。午前中の山よりは花が進んでおりました。
ハイキングの山なので駐車場は一杯、道路の脇の広場に車を止め、林に入ってみるとユキザサが一面に咲いていました。丁度咲き始めで白い花がとても新鮮できれいでした。
葉が笹に似ており、花が白いので「雪笹」の名がつけられています。登山道からそれているため、林の中を歩いている人は誰もいませんでした。
(ユキザサ 雪笹 '07.5.3)
Yukizasa2Yukizasa3
Jyuunihitoe ♪♪♪♪♪♪♪♪
1時間ほど散策して車に戻る途中、道路脇の土手のジュウニヒトエが目に入りました。花はちょっと盛りを過ぎていましたが大きな株でした。
山の花というより、平地の林や道端で見る事が多い花です。我が家の近くではあまり見かけませんが。
最近は紫色の園芸種セイヨウジュウニヒトエ(アジュガ)が半野生化したものを見かけます。
花が幾重にも重なって咲く様子を、十二単衣の着物の見立てたものと言います。
(ジュウニヒトエ 十二単 '07.5.3)

| | | コメント (2)

トップページ | 2007年6月 »