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2008年10月

2008年10月31日 (金)

リュウノウギク

Ryunogiku08こちらで見られるシーズン最後の野菊です。今年は花があまり良くありませんが、登場してもらいました。
花の色が真っ白なのでよく目立ちきれいです。枝先に1個づつ花をつけますので清楚でいかにも野菊といった雰囲気です。
葉が竜脳の香りがあります。竜脳の香りといっても分からない人がいますね。衣類の防虫剤に使う樟脳と同じ香りです。

リュウノウギクが咲くと,その後は野山の花もめっきり減ってしまいます。花以外の植物の様子を紹介する事が多くなります。

(リュウノウギク 竜脳菊 '08.10.29)

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2008年10月30日 (木)

アワコガネギク

Awakogane082こちらで自生している黄色い野菊はこのアワコガネギクだけです。
毎年10月下旬から日当りの良い崖や土手などで見られます。
栽培菊なような美しい野菊です。
最近、本来自生していない場所でアワコガネギクが増えているそうです。
法面緑化用に持ち込まれた種子の中に、中国産のアワコガネギクの種子が混じっていたようで新設された道路の法面などで出没しており、外見では在来種と外来種の区別はできないようです。
写真のものはずっと以前からこちらの山で自生しているものです。
良く似たシマカンギクが西日本で見られます。シマカンギクは四国で見ていますが花が少し大きいです。
(アワコガネギク 泡黄金菊 '08.10.28)

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2008年10月29日 (水)

キタチコンギク

Kidatikongiku野菊も終盤にさしかかり、この辺で一番遅く咲くリュウノウギクが咲き出しました。

先日愛知県に観察会に行った時、車から道ばたに咲いている白い野菊が沢山見えました。園芸種かと思い同行者に聞いてみると、キダチコンギクという帰化の野菊とのこと。
そういえばインターネットや図鑑では見た事があるような気がする。
九州から入り四国、東海地方に広がっているようです。
今の所こちらでは見ていませんが,そのうちこちらにも広がって来るでしょう。なかなかきれいですがあまりはびこるのも困ります。

(キダチコンゴク '08.10.25 愛知県)

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2008年10月28日 (火)

一面にリンドウ

Rindo081今日は秋晴れの良いお天気になりました。やはりこの時期になるとリンドウが見たくなります。
このお天気なら花もしっかり開いてくれているはずと出かけました。
リンドウの仲間は日が当たらないと開きません。

Rindo082この山でのリンドウ探しは初めて、あるかなあ〜ときょろきょろしながら歩く。あった、あったススキの間に沢山咲いている。
花付きの良いものばかりで頭が重いのかみな垂れ下がったり、横にはったりしている。
日が当たり過ぎ、色が飛んでしまう。雲を待って数枚撮り,先きに進む。
立派なセンブリの株が並んでいるが花は盛りを過ぎている。
sun
Rindo083
下刈りされたらしい草むらにリンドウがあるわあるわ、ざっと300株くらいはありそうです。どれを撮っていいのか迷います。
どれも撮ってやりたいところですがこれだけ多いとそうもいきません。
青紫色の花も良く見ると見妙に色が違い、いつまでも見ていたい気分です。
sun
Rindo084
この山になかったら別の場所に行きたいと思っていましたが、ここで時間をつぶすことにする。リンドウは漢字では竜胆と書きます。漢方で根を乾燥したものを竜胆(りゅうたん)と呼び、そこからきたものです。
リンドウが秋の高原のしんがりの花です。11月頃まで見られます。

(リンドウ 竜胆 '08.10.28)

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2008年10月27日 (月)

クロホシクサ

Kurohosikusa25、6日は愛知県まで出かけで来ました。
ホシクサというと湿原に咲く真っ白なシラタマホシクサが良く知られています。クロホシクサは名前のとおり黒っぽい頭花をつけます。
ホシクサは小さな雄花と雌花が集まり丸い頭花を花茎の先きに1個つけます。これが沢山咲いている様子を夜空の星に見立て、名前がつけられました。
ホシクサの仲間は日本には40種もあります。
シラタマホシクサは静岡・愛知・三重県にしかないようですが、クロホシクサは関東・富山県以西で見られます。
(クロホシクサ 黒星草 '08.10.26)

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2008年10月24日 (金)

フユノハナワラビ

Huyunohanawarabiシダは苦手のせいもあり滅多に登場しません。フユノハナワラビは園芸店などでも売られていますので,目にした事はあると思います。
今頃から冬にかけて人里などで良く見られます。
シダは葉の裏に胞子がつくものが多いのですが、フユノハナワラビは胞子が別に付きます。真ん中の金色に輝いている、花のような穂のようなものが胞子を付けている胞子葉と言われるものです。
ゼンマイやシシガシラも胞子が別に付くタイプです。
良く似たものにオオハナワラビというのもあります。またナツノフユワラビというのもあります。
シダも奥が深いです。
(フユノハナワラビ '08.10.16)

shoe25、26日は出かけますのでお休みです。

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2008年10月23日 (木)

センブリ

やはりこの時期になるとセンブリの花を見たくなります。
日当りの良い道ばたなどに生えているので獲られてしまう事も多いのですが、結構たくましく生きています。
Sennburi081Senburi08
(センブリ '08.10.16 ) (センブリ '08.10.21)
左は16日に見たものですが,目に入ったときあまりに白いので他の植物かと思いました。
センブリは花は白ですが花びらの裏側は薄く紫色を帯び,蕾は薄紫に見えるのが普通です。花びらに紫の筋が入ります。この株は花びらの裏も白く、花びらの筋の色も薄いようです。白花といったところでしょうか。

右は21日に別の場所で見たものですが,何時も見ているタイプで花びらの裏は薄紫色で紫色の筋がはっきり見えます。

センブリ属にはムラサキセンブリ、タカネセンブリ、ミヤマアケボノソウ、シノノメソウなどきれいな花が多く,人気があります。

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2008年10月22日 (水)

キッコウハグマ

Kikohaguma081先日のハマギクに続き,昨日は久しぶりでキッコウハグマの良い花に出会えました。
キッコウハグマはあちこちで見られるのですが,花付きの良いものにはなかなか出会えません。閉鎖花(花が開かないで自家受粉して果実になってしまう)が多く、先日別の山を歩いた時も全部閉鎖花で開いている花は一つもありませんでした。
ところが昨日久しぶりで行った山で花付きの良い株が沢山見つかりました。ここは閉鎖花が一つもありませんでした。
日当りのせいなのか?原因は良くわかりません。
Kikohaguma082
winkwink
ハグマの付く花はみな良く似たきれいな花で大好きです。中でもキッコウハグマは一番のお気に入りの花です。薄い紙切れを細く裂いてねじったような白い不思議な花びらは芸術品です。ピンク色の3本の雌しべの先きのピンクも良い色合いです。
右の写真を見ると3個の花からなっているのが良くわかります。花びらは5つに深く裂けています。

(キッコウハグマ '08.10.21)

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2008年10月21日 (火)

地味なタデ2種

Hanatadeサクラタデ、イヌタデ、オオイヌタデ、シロバナサクラタデなどは紹介しているのにこの2種のタデは見栄えもしないし,花も小さく写真も撮りにくく、出番がありませんでした。
2種が同じ場所に咲いていました。
山道で必ず見られるハナタデです。良い名前が付いていますが,イヌタデ(アカマンマ)のように花がびっしり付かず、写真のようにまばらに付くものが多いです。葉が卵形で先が急に細くなるのも特徴です。
山道にはこんな花も似合っています。
(ハナタデ '08.10.21)
Bontokutadeボントクタデ、これも花が小さく,まばらに花をつけます。
葉に辛みのあり、刺身のつまにするヤナギタデ(ホンタデ)というタデがあります。(「蓼食う虫も好きずき」のタデはこのヤナギタデです。)
ボントクタデはこのヤナギタデに良く似ています。ところが辛みがありません。
ヤナギタデに似ていても辛くなく役に立たないのでボントクの名が付いたそうです。ヤナギタデの方が花が細いのですが良く似ているので,葉を噛んで確かめるのが一番ですが,ヤナギタデは凄く辛いです。
垂れ下がった姿は風情があります。
(ボントクタデ '08.10.21)

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2008年10月20日 (月)

イヌガラシ

Inugarasi08田んぼの周りの花も少なくなってきましたが、黄色の小さなイヌガラシが沢山咲いています。
アブラナの仲間でこの仲間は野菜として栽培されているものも多いです。
春の花なのですが、1年中咲いています。

Inugarasi2
直径4、5mmの小さな十字花ですが、夕日を浴びた黄色はきれいです。
多分,あまり見てもらえない花だと思います。
(イヌガラシ '08.10.18)

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2008年10月19日 (日)

ヒメジョオン

Himejyoon08帰化植物というだけであまり好きになれないと言う人もいますが、私は路傍にけなげに咲いている花はみな好きです。
ヒメジョオンも帰化植物ですが,すっかり日本の野山になじんでいます。
草むらや田んぼの縁に咲いている姿は園芸種には無い、かわいらしさがあります。まさに野にぴったりの花という感じがします。
花言葉は「素朴で清楚」だそうですが、ぴったりですね。
でも、花期が長く、あちこちに生えているので、一面に広がったり、道ばたで砂埃をかぶったりしている姿は風情にかけるかもしれません。

(ヒメジョオン '08.10.18)

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2008年10月18日 (土)

カナムグラ

Kanamugura道ばたや荒れ地などで他の植物に絡まっている下向きの刺をもったカナムグラは嫌われ者の植物の一つでしょう。
こんな薮に足を踏み入れると、絡んで、痛くて、進めません。
花もきれいなもので無く、葉も紅葉する訳でもなく、やっかいものの植物です。でも、どんな植物でもきれいな姿の時があります。
今日散歩中見た,夕日を浴びたカナムグラのの雌花です。なかなかきれいです。
この植物の一番きれいな姿でしょうか。
この形、ビールの原料の一つで、苦味、香りのもとのホップの実にそっくりです。
カナムグラはホップと同じ仲間(クワ科カラハナソウ属)です。
(カナムグラ '08.10.18)

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2008年10月17日 (金)

新鮮なハマギク

Hamagiku08114日に市内の中央部の海岸でハマギクが咲き始めていたので、今日は北部の海岸に行ってみました。
もう,6、7年同じ場所で見ているのですが,いつも10月の20日過ぎに見ていました。ちょっと早めかなと岸壁に近寄ると真っ白な見事な花が目に入りました。痛んだ花が一つもない状態で今まで見た中では一番良い状態のものでした。
風もなく,海の色もきれいです。近くで漁船が網を入れていました。
草むらに座り込み、一人のんびりと海を見ながらハマギクを堪能してきました。
(こんな岸壁に生えています)
Hamagiku082ハマギクは海岸の岸壁に生えていますが海岸の浸食で減ってきています。
砂浜の脇の草むらに生えているものもありますが、やはり岩に生えているものが見応えがあります。
日立の南の那珂湊という場所が南限で青森県から茨城県までの太平洋側に分布しています。
花は直径6cmと大きいので,まぶしいくらいの白で遠くからでもよく目立ちます。
花がちょっと小さいコハマギクは1週間くらい遅れて、岸壁の草むらなどで咲き始めます。
この場所の草むらでも蕾をつけた株が沢山見られました。
(ハマギク '08.10.17)

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2008年10月16日 (木)

クルマバナ

Kurumabana08今年は稲刈りの時期に雨が降り,田んぼに水が溜まってしまい稲刈りが出来ず,まだ刈ってない田んぼを見かけます。
何時も稲刈り後にキクモを見に行く田んぼも、なかなか稲刈りが終わらず、昨年より10日以上遅れで。昨日見に行きましたが良い花は見られませんでした。
脇の草むらでクルマバナがまだきれいに咲いていました。図鑑などでは山地の草むらに生えるとなっていますが、夏の田んぼ周りの草むらで沢山見かけます。
草むらの緑のなかにある淡紅色の花は良く目立ちます。花を包む萼が紫色を帯びこれもきれいです。
(クルマバナ '08.10.15)

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2008年10月15日 (水)

シラタマノキの実

Siratamanoki先日,那須岳に行った時,岩場で見られたシラタマノキの実です。
中部地方以北の亜高山から高山帯に生えています。
一見草のように見えますが、ツツジ科の常緑矮生の低木です。
6、7月にドウダンツツジに似た形の小さな薄緑色の花を咲かせます。
果実や葉はサロメチールのすっきりした香りがします。
山でハチやブユなどに刺されたとき、葉を刺傷につけると、優れた効き目があります。
葉がそっくりな同じ仲間にアカモノがありますが、迷った時は葉の匂いで簡単に見分けられます。
「白玉の木」とは上手い名前を付けましたね。
(シラタマノキ '08.10.13)

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2008年10月14日 (火)

ハチジョウナ

Hatijyona一昨日、アケボノソウを見た帰りに、ハマギクの様子を見ようと海岸に寄ってみました。今年はちょっと花が早いようでハマギクも咲き出していました。
砂浜にハチジョウナが沢山咲いていました。
八丈島の原産として名付けられた植物ですが、北の日立の海岸でも夏の頃からずっと咲いています。生えているのは海岸の砂地です。
調べて見ると北の地方に多いようで,九州ではあまり見られないようです
花はノゲシとそっくりですが,花の大きさが大きいのでタンポポににています。
またノゲシは一年草ですがハチジョウナは多年草です。
(ハチジョウナ 八丈菜 '08.10.12)

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2008年10月13日 (月)

2度目の那須岳の紅葉

Nasukoyo2先週の日曜日に那須に行ったのですが,今日また行ってきました。
今日は家族でメインコースの方に行ったのですが、すごい人出で駐車場に早朝6時半に着いたのに、かなりの数の駐車場なのですが満杯で下の方の温泉の駐車場に止めるはめになりました。
昨日,風が強く大分落ちてしまったようですが、ちょっと盛りを過ぎた紅葉を楽しんできました。南月山は人も少なくのんびりできました。
(鬼面山の紅葉 '08.10.13)
Nanakamadoナナカマドの実が青空バックに輝いていました。
葉の紅葉もきれいなのですが、葉はすっかり落ちていました。それが幸いか。青空のせいもあり、真っ赤な実がひときわ目立ちました。
涼しい地方では庭や街路樹にも植えられ、実が鑑賞されます。
「七竃」の名は「七回かまどに入れても燃え残る」から名が付いたと言われていますが、乾けば良く燃えるそうです。
(ナナカマド '08.10.13)

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2008年10月12日 (日)

アケボノソウ

Akebonoso21ヶ月前にのぞいた時、まだまだ咲きそうも無かったアケボノソウが咲いているのではと行ってみました。
家から3,40分で行ける。一番近いアケボノソウの見られる場所です。
ちょっと北の休耕田のものは10月2日には花が終わっていたのに、こちらは丁度見頃でした。薮の中の日のあまり当たらない場所のせいか花がちょっと小さいような感じがします。

Akebonoso
アケボノソウはリンドウ科センブリ属ですが、センブリ同様この花が好きだという人は多いようです。もちろん私も大好きな花です。
和名の「曙草」は白い花びらの先端の黒紫色の斑点を夜明けの空に見立てたといいます。風流な名前を付けましたね。
花びらの緑色の2点は蜜腺溝でここから蜜を出します。黒紫色の斑点は昆虫に蜜の場所を教えるためのガイドだそうです。
また、この密の場所も花粉を虫の腹につけるのに丁度良い位置なのだそうです。
画像をクリックし、大きくして見て下さい。
(アケボノソウ '08.10.12)

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2008年10月11日 (土)

ヤマゼリ

Yamazeri今日は茨城県北部の山で行われた植物観察会に参加してきました。
この時期あまり花はありませんでしたが、植物が豊富な山なので、花の終わったもの,実、葉などの観察をしてきました。
花で目立ったのは真っ白なシラネセンキュウ、あちこちで咲いていました。シラネセンキュウは紹介済みですので、紹介するのは同じセリ科のヤマゼリです。
シラネセンキュウにちょっと似ていますが、上の方で多く枝分かれし、花も花序も小さく,シラネセンキュウのようには目立ちません。
茎は中空で、葉はセリに似ています。
(ヤマゼリ '08.10.11)

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2008年10月10日 (金)

ミチヤナギ

Mitiyanagi道ばたで良く見かけるタデ科の植物ですが、花が咲いていてもあまりに小さく、色も淡緑色なのて目に入りません。
座り込み近寄ってみて,花の咲いているのが分かる3mmほどの花びらです。右端のピンクはイヌタデの花です。
5月頃から10月頃まで咲いています。
日本全国どこでも日が当たる場所なら、踏まれても踏まれても,生き延び、誰にも見られなくても花を咲かせるたくましい植物です。
葉が柳の葉に似ているのでこんな名前が付けられました。
(ミチヤナギ '08.10.10)

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2008年10月 9日 (木)

ウメバチソウ

Umebatiso先日、休耕田の草が繁った中で咲き始めていたウメバチソウです。
周りの草丈が伸びているため、茎を長くのばし顔を出すようにして咲いていました。普通は背丈がそんなに伸びず,葉も一緒に写せるのですが,葉は草の中に隠れて見えません。
花が紋所の梅鉢紋に似ているのでついた名前と言いますが、良く見るととても繊細な花です。
雄しべが5本あり,その間に先きが細かく裂けた緑色の仮雄しべが付き,その先端に黄色い丸い腺体が付いています。
まず雄しべが1本づつ開いて行きます。5本目の雄しべが開くのは6日目です。雄しべが開き終わると雌しべの頭から柱頭が出てきて花粉を受けるようになります。
(ウメバチソウ '08.10.2)

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2008年10月 8日 (水)

エビヅルの実

Ebiduruヤマブドウのような実が薮の木に絡まっていました。同じブドウ科のエビヅルです。ヤマブドウより少し小さい実をつけます。
ヤマブドウは紫黒色に熟し,表面に白い粉が付きますが、エビヅルは黒く熟し光沢があります。甘酸っぱく、結構おいしいです。
鳥達の好物でもあるらしく、熟すと食べられてしまい実なりの多い株は案外少ないです。
花は地味なので,花の時期にはあまり気にならない植物ですが,紅葉や実の時期はちょっと目立ちます。
海老蔓という名前は若い葉の裏面に白色〜淡紅褐色の毛が密生しているのをエビの色に見たてたものです。
(エビヅル 海老蔓 '08.10.7)

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2008年10月 7日 (火)

ミミカキグサ

Mimikakigusa湿地で見られる直径5mmほどの可愛い黄色の花をつける食虫植物です。
地中に糸状の地下茎を伸ばし、小さな捕虫嚢をつけプランクトンなどを捕まえます。
最初見たとき花を耳かきに例え名前が付いたと思いましたが、そうではなく萼が大きくなり果実を包んだ姿が耳かきに似ているのでついたそうです。
下の方に赤っぽく見えるのが果実を包む萼です。
花が小さく,湿地に生えており近くではなかなか撮れないので、見ている割には写真はあまり撮っていません。
家の近くでは見られない花です。
(ミミカキグサ '08.10.4)

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2008年10月 6日 (月)

那須岳の紅葉

昨日は月1回の地元サークルの観察会で栃木県と福島県の県境の那須三本槍岳まで行ってきました。
雨が心配でしたが,下山まで降られずにすみました。山麓の紅葉はまだでしたが、中腹からは丁度見頃で,今年初の紅葉を楽しんできました。Nasukoyo
(クマザサの緑とのコントラストがきれいな那須の紅葉)
花はもうほとんど終わりの状態、先日雪が降ったようでリンドウも先端が褐色になっていました。ナナカマド、アカミノイヌツゲ、ガンコウラン、ヒメモチなどの実が見られました。

Akamiinutugeアカミノイヌツゲの実が沢山見られました。
アカミノイヌツゲは亜高山の岩場や湿原の周辺に生えています。
あちこちで見ているのですが、実つきの良いものになかなか出会えません。
背は低かったのですが、実なりの良い株を見つけました。
イヌが付いていまですので、例によってツゲに似ているが,材が役に立たないのでイヌツゲです。
イヌツゲは黒い実をつけますが、実が赤いのでアカミノイヌツゲという訳です。
ちなみにツゲはツゲ科で木目が細かいので将棋の駒、櫛,印鑑などに使われます。
庭などに良く植えられているのはモクセイ科のイヌツゲです。
(アカミノイヌツゲ '08.10.5)

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2008年10月 5日 (日)

タヌキマメ

Tanukimame昨日,今年初めて渡良瀬遊水地の植物観察会に出かけました。そこで思いかけず、HPで知り合い何度かメールで色々教えてもらった群馬県のMさんに出会いました。
観察会終了後、あちこちと案内してもらい貴重な植物を色々見る事ができました。Mさんの博識ぶりには感服です。Mさん有り難うございました。
その一つのタヌキマメです。大分前に2度ほど見た事があるのですが,今回見たのは大群落でびっくりしました。
花の時期は過ぎていましたが,まだ幾つか咲いており写真におさめました。
毛むくじゃらの萼を狸に見立てたとか正面から見た花の姿や果実の様子からつけられた名前だと言います。
なかなか見られない植物です。
(タヌキマメ '08.10.4)

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2008年10月 4日 (土)

オオニガナ

Omigana先日、休耕田で見たオオニガナです。ここは山の脇の休耕田で湿地のようになっており、ちょっと遅めのオタカラコウやアケボノソウ咲き始めのウメバチソウが咲いていました。
背の高い草が生い茂っておりウメバチソウも負けじと、ひろっと背伸びしたような状態で花を咲かせていました。
オオニガナは前日までの雨で花が少し痛んでいましたが、花は丁度見頃でした。オオニガナは山の湿った場所に生え、高さは1mくらいになります。
葉が写っていませんが、三角状で羽状に切れ込みます。
花は直径4cmくらいのあります。

(オオニガナ '08.10.2)

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2008年10月 3日 (金)

一面のサクラタデ

今日は市内の山に行ってきました。前回途中で道が分からなくなった岩登りコースに再挑戦。
途中までは道が分かりましたが,最後は切り立った岩の脇を木につかまり登りなんとか登山道に出ました。3時間のきつい散歩でした。

Sakuratade081
(満開のサクラタデの群落 '08.10.3)
帰りに休耕田でも見ようと、田んぼ道に入ると前方に一面にピンクに染まっているのが目に入りました。ミゾソバかなと念のため近寄るとサクラタデが一面に咲いていました。
こんなに群生しているのは初めて見ました。昨年渡良瀬遊水地で群落を見て,驚きましたがそれ以上でした。
Sakuramizo


小さな花のサクラタデもこれくらい集まるとピンクのお花畑です。
ちょっと奥に進むと、サクラタデとミゾソバの競演が見られました。
ミゾソバも負けじとピンクの金平糖を沢山付けていました。
離れがたい休耕田のお花畑でした。

(サクラタデとミゾソバ '08.10.3)

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2008年10月 2日 (木)

ナガミノツルキケマン

Nagamiturukeman4日ぶりで良いお天気になりました。しばらく山登りをしていなかったので往復2時間ほどの山登りをしてきました。
花もあまり無い山なので、今日はトレーニングのつもりでまじめに歩いてきました。
下山してからは、山道をドライブしながら時々車を止め、今度は栗拾いと花観察、気持ちよい一日でした。

山道で見たナガミノツルキケマンです。ツルキケマンの変種ですが、この辺では母種のツルキケマンは見かけません。
ツルキケマンより花付きも良く,花の色も濃いです。
もう実を付けていました。種子が1列並びます。ツルキケマンは2列ですので実でも見分けがつきます。
(ナガミノツルキケマン '08.9.2)

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2008年10月 1日 (水)

ユウガギクとノコンギク

野菊の季節になりました。野菊といえば伊藤左千夫の「野菊の墓」を思い浮かべる人は多いと思います。
植物の分類では野菊という分類はありません。「野に生えているキク科の植物」とするとヨモギやタンポポなども入ってしまいます。
一般的にはキク科の中のキク属、シオン属を野菊と呼ぶのが一番適切なようです。
Yugagiku08Nokongiku08
(左 ユウガギク   右 ノコンギク ’08.9.25)
こちらでは9月の上旬頃からユウガギクが咲き出しています。ノコンギクは少し遅れ下旬ころから咲き始めます。
この二つがこれから一番良く見かける野菊です。
野菊は似たものが多く、野菊だけでも1冊の図鑑が出ています。
ユウガギクとノコンギクの典型的な形のものを撮って見ました。
外見上の違いは
花の色がユウガギクは白色が多く,場所により淡紫色。ノコンギクは淡紫色〜白色。ユウガギクは枝分かれが多く,水平に広がるものが多い。
葉はユウガギクはすべすべした感じ、ノコンゴクはざらつくと言ったところですが、野山に出ると区別がつかない事もあります。

はっきりした違いはユウガギクは冠毛がごく短い、ノコンギクは冠毛が長い
という点です。
*冠毛:花びらのもとの種から出ている絹のような毛
まあ、あまり細かい事は言わず、野菊を楽しんで下さい。


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