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2012年1月

2012年1月31日 (火)

スイセン

Suisen1201     (スイセン 1.31 日立市)
今年最初の花はスイセンになりました。
日本のスイセンは地中海沿岸のフサザキスイセンがシルクロードを経て中国に持ち込まれ、中国で野生化したものが日本に入ってきたと言われています。当地で野生化しているこの場所(海岸)も何時頃からあったのか分かりませんが今のお年寄りが子供の頃にはあったそうです。
ちょっと遅めかなと行って見たらまだ奇麗に咲いていました。

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2012年1月30日 (月)

ミズキの冬芽

Mizuki1201     (ミズキ 1.30)
ミズキは階段状に枝を展開し、遠くからでも分かります。また、若い枝は赤みを帯びることが多く、特に冬はその傾向が高く今の時期はよく目立ちます。
私の田舎の農家では、小正月にミズキの枝に団子をさして飾っていました。
団子の木と呼んでいました。
Mizukime1201
     (ミズキの冬芽 1.30)
冬芽も鮮やかな赤で、光沢があります

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2012年1月29日 (日)

久しぶりの鳥見

昨日は久しぶりで探鳥会に参加しました。毎年今の時期に友人が計画してくれるもので、昼にナマズ料理を食べるのが恒例です。それも楽しみです。
天然なまず天重はおいしかったです。
Hakutyo1201_2
     (コハクチョウ 1.27)
鳥の写真はピントが合わず、なかなか思うように撮れません。動きがゆっくりな白鳥はなんとか撮れました。
コハクチョウはオオハクチヨウよりひと回り小さくくちばしの黄色の部分も小さいですが、かわいいです。
Tageri1201
     (タゲリ 1.27)
チドリの仲間で水田の刈り跡などで見られる冬鳥です。たまたま近くに寄って来たので車の中から撮れました。残念ながら光線のかげんで羽根の赤紫色が出ていません。

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2012年1月27日 (金)

ホオノキの冬芽

Honoki1201     (ホオノキの冬芽 1.25)
昨日のホオノキと同じように枝が太いので冬芽も大きく目立ちます。
皮のような芽鱗二枚が合わさりキャップ状に包んでいます。横枝の冬芽をとりましたら長刀のように先が曲がっていました。
朴の木というと朴下駄と版画の板を思い浮かべます。葉に味噌をのせ、焼いた朴葉味噌も有名ですね。

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2012年1月26日 (木)

トチノキの冬芽

落葉樹はすっかり葉が落ち、この時期には樹形や冬芽の観察の最適期です。
ケヤキやイヌシデなどは大木になっても細い枝が沢山出て優しい感じの樹形ですが、ホオノキやトチノキは枝も太く男性的な樹形をしています。
冬芽も太く良く目立ちます。
Totihuyume1201
     (トチノキの冬芽 1.25)
頂芽(枝の先端の芽)は大きく樹脂でべとべする芽鱗に包まれています。芽鱗は瓦重ね状に並んでいます。
冬芽の下の顔のような形の部分は葉の落ちた部分で葉痕と呼ばれます。葉痕は人の顔と同じで木の種類により色々な形をしています。
トチノキの葉痕は半円形(倒卵形)です。マタタビなどは円形ですし、オニグルミはひつじの顔に似ています。

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2012年1月25日 (水)

バイカツツジの実

今日は冷たい風の日になりましたが、一時間ほど山道を散歩してきました。
Baikatutuji1201
     (バイカツツジの実 1.25 日立市)
6月に葉陰に小さい白い花をひっそり咲かせるバイカツツジの果実が裂開を始めたところです。花はちょっと下向きに咲きますが、実は熟すと立ち上がり上を向き裂開します。振ってみたら中から小さい種が沢山飛び出しました。先端の冬芽も膨らんで来ているようです。葉芽と花芽でしょうか。
Baikatutujihana
     (昨年の花 2011.6.27)
同じ株の花です。

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2012年1月24日 (火)

ノボロギク

今朝起きると前の畑にうっすらと雪が積もっていました。夕べ降ったようで初雪です。
Noborogiku1201
     (ノボロギク 1.24 日立市)
5日ぶりの青空です。久しぶりに雨が降り、植物達もちょっと元気が出て来たように感じます。当地では冬でも咲いている花の一つです。
「これでも咲いているの?」と言われそうな花ですがこれでちゃんと咲いている状態です。
舌状花が無く管状花だけが集まった花なので目立ちませんが、ノボロギクという立派な名前?を付けてもらっています。

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2012年1月23日 (月)

イヌガヤ

今日も小雨が降る寒い日で、これで4日間家に閉じこもっています。
ということで一週間前のものです。

Inugaya1201      (イヌカヤの葉と冬芽 1.16 日立市)
16日にカヤを紹介しましたが、こちらは良く似たイヌガヤです。カヤと同様、東北から九州まで分布しています。こちらの山でも両方見られます。
写真では違いが良く分かりませんが実物を触ってみるとイヌガヤは柔らかくカヤのように痛くありません。
今の図鑑ではイヌガヤ科になっていますが、新分類ではカヤと同じイチイ科になっています。

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2012年1月22日 (日)

タネツケバナ

今日で3日続きの雨、ちょっと寒いですが植物達にとっては嬉しいお湿りです。
Tanetukebana12012
     (タネツケバナ 1.19 日立市)
タネツケバナは寒さに強く、厳寒の中でも花を咲かせているものもありますが田んぼの中では写真のようなロゼット状のタネツケバナが多く見られます。
とは言っても、昨日のオニタビラコと同じく稲の切り株の残った田んぼでないと見られません。
家の近くの田んぼは稲刈り後すぐ耕してしまう田んぼが多く切り株の残った田んぼはあまりありません。2月になると立ち上がり花が咲いてきます。

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2012年1月21日 (土)

コオニタビラコ(春の七草)

Koonitabirako1201     (コオニタビラコ 1.17 日立市)
毎年1月7日には春の七草を摘んで七草粥をたべますが、今年は放射能騒ぎもあり購入品を使いました。
春の七草の中で手に入りにくいのがこのコオニタビラコ(春の七草ではホトケノザと呼ばれています)です。普通ホトケノザと呼ばれている紅紫色の花は春の七草ではありません。
コオニタビラコは年々減ってきているので、今年はどうなっているか先日探してみました。昨年採った場所では見つかりませんでしたが別の田んぼでなとか見つかりました。

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2012年1月19日 (木)

スイバの紅葉

Suiba1201     (スイバの紅葉 1.18 常陸太田市)
この時期の散歩道で一番目立つ紅葉がスイバです。今がピークで河原の土手や田んぼの土手の斜面などで真っ赤に色付いています。
大きな株が真っ赤に染まっていますので遠くからでも良く目立ちます。

こちらでは雨が一ヶ月以上降らずカラカラですので、オオバコのロゼットなども枯れてきています。冬眠中の草達ものどがカラカラではないでしょうか。

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2012年1月18日 (水)

アメリカキンゴジカの実

Amerikakingojikami     (アメリカキンゴジカの実 1.18 日立市)
家の近くで今年の9月に初めて見たアメリカキンゴジカの実です。花を見ていなかったら何の実か分からなかったでしょう。
花の時期には花の咲いている時間が短いので3カ所しか見つかりませんでしたが、実は長く残っているので良く目立ち何カ所かで見られました。
果実は5つ分かれ、中に2本の突起をもつ黒い実が入っていました。
     ↓9月13日に見た花です。
Kingojika902

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2012年1月17日 (火)

真っ赤なタチイヌノフグリ

Tatiinu1201     (タチイヌノフグリ 1.17 日立市)
一番寒さの厳しい時期になり、散歩道の草の紅葉がピークになりました。道端や田んぼの縁の草達の葉が色々な赤に染まっています。
タチイヌノフグリも真っ赤に紅葉です。犬の陰嚢に例えられた果実が付いていました。手前の真っ白な葉はハハコグサです。
この真っ赤な葉も3月に入ると先端から緑色になってきます。

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2012年1月16日 (月)

カヤ(榧)

毎日4、5kmは歩いていますが、平坦な道はあまりトレーニングにはなりません。春からの山登りのそなえ、今日はアッウダウンのある山を3時間、トレーニングがてら歩いてきました。
Kaya1201
     (カヤの葉と冬芽 1.16 日立市)
宮城県から九州まで分布する木ですが、このての地味な植物はも登場のチャンスがありません。
材は碁盤の材料として有名です。実からは油をとり食用や灯火用に使ったそうです。
この葉をちぎり水に浮かべるとすいすいと廻り始めます。葉に含む油が出てそれが推進力になってぐるぐる廻るのだと思います。子供の頃の遊びの思い出です。葉先が硬く葉をつかむと痛いです。

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2012年1月15日 (日)

ヨモギに霜

Yomogi1201     (ヨモギ 1,15 東海村)
モチグサとして良く知られているヨモギの幼葉は白い綿毛に覆われ白っぽく見えます。12月に入り霜が降りるようになると葉が赤く紅葉してきます。
春先の白っぽい葉に霜が降りても目立たないでしょうが、赤く染まったヨモギに霜が降りると何とも美しい光景を見る事ができます。
今朝は曇り空で霜はあまり降りませんでしたがそれでもこんな姿を見せてくれました。

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2012年1月14日 (土)

ガマの穂

当地の日の出は1月1日から12日迄は6時50分でしたか、昨日(13日)より1分早くなり6時49分になりました。
17日には6時48分、20日には6時47分とスローペースですが早くなります。
日の入りの方は毎日1分のペースで遅くなっていますので、一日が少しづつ長くなり嬉しいです。
Gamanoho1201
     (ガマの穂 1.14 日立市)
休耕田の7時24分のガマの穂です。朝日を浴びて輝いています。白い穂にうっすらと霜が残っており、より白く見えました。
今年の冬は強い風の吹く日がほとんどないので穂がまだ沢山残っています。
日本にはガマはガマ、コガマ、ヒメガマの3種類がありますが、ガマが一番大きく葉も巾が広いです。

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2012年1月13日 (金)

霜のヘビイチゴ

Hebiitigo1201     (ヘビイチゴ 1.10 日立市)
冬のヘビイチゴの葉は朱色っぽい赤に紅葉して奇麗です。これに霜が降り白い縁取りが出来ました。日当りの良い所ではもっと真っ赤に紅葉していますが、半日陰のためか緑色の葉も混じり、色とりどりの葉になっていました。

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2012年1月12日 (木)

穏やかな海

Kujihama     (久慈浜海岸 1.12 日立市)
我が家から2.5kmにある久慈浜海水浴場です。昨年の地震以来、初めて行って見ました。空にはうっすらと雲がかかっておりますが、青空で海は穏やかです。
燈台の左下側の茶色の斜面は地震でずっと手前まで崩れてしまった場所です。写真の手前から燈台の方に昇る階段がありましたが崩れました。
上は国道ですので現在修復中です。
お気に入りに場所ですが、ハマギク、スカシユリは復活してくれるでしょうか。

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2012年1月11日 (水)

ヤマコウバシ

今日は鏡開き、お供えをさげお汁粉にして食べました。
Yamakobasi12012
      (ヤマコウバシ 1.11 日立市)
クスノキ科のクロモジと同じ仲間ですのでクロモジと同じように枝を折ると良い香りがします。これが「山香し」の由来です。
今の時期はコナラ、クヌギ、シデなどはすっかり葉が落ちていますが、ヤマコウバシはこの時期でもしっかり葉を付けています。
冬芽もだいぶ膨らんできましたが、葉は春先まで付けています。
この株は雌株で昨年は沢山実をつけました。

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2012年1月10日 (火)

ユキノシタ

Yukinosita1201     (ユキノシタ 1.10 日立市)
ユキノシタ科の常緑多年草で梅雨時に花を咲かせますが、Blogでは花の紹介をしそびれています。川の淵や湿った岩の間などに生えています。
ユキノシタ属の学名のサキシフラガ(Saxifraga)は「岩を砕く」という意味だそうです。
今朝は真っ白に霜が降りました。少し紅葉したユキノシタの葉にも霜が降りきれいでしたの花より先に登場してもらいました。

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2012年1月 9日 (月)

田んぼ畦の枯れ草

Karekusa12011     (ヒデリコ 日照子 1.9 日立市)
散歩中見かける枯れ草というとイネ科やカヤツリグサ科が多いです。ヒデリコは夏に休耕田や田んぼの畦で普通に見られるカヤツリグサ科の草です。まるい小穂を沢山つけます。
ここのところ霜が少なく、今朝もあまり降りていませんでした。小穂の咲きの方が霜で少し白くなっていました。

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2012年1月 8日 (日)

今年も早咲きウグイスカグラ

近くの山に毎年12月末から咲き出すウグイスカグラがあります。自然公園になっており、私の所属する会で定期的にパトロールとゴミ拾いをしています。今日は私の当番でした。
Uguisukagura12012
     (ウグイスカグラ 1.8 日立市)
ウグイスカグラはこの辺では普通3月にならないと花は咲かせません。この場所のこの株だけは毎年12月末から1月に花が咲きだします。
今年も芽が開き花が咲き始めていました。咲き始めですのでまだ花は上向きで花柄も伸び出していません。これからだんだん開き、花柄も伸び花は下向きになり葉も開いてきます。
このように葉と花が一つの芽の中にあるものを混芽と言います。

昨日、HPに「今月の花1月」「私のお気に入り(8)」をアップしました。

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2012年1月 7日 (土)

枯れ草

散歩道もすっかり枯れ草に覆われています。
この時期、葉の紅葉や赤い実などに目がいってしまいますが、視点を変え枯れ草に目を向けると、また新しい植物達の様子や美しさが発見できます。
Karekusa12012
       (枯れ草 1.7 東海村)
種もすっかりまき散らし役目は終わり枯れてもなおしっかり地面に張り付いています。
枯れ草の布団で新たに芽生えるものを寒さから守っているように見えます。
エノコログサ、メヒシバなどが入り乱れています。
Karekusa12013
「枯れ葉」は淋しい感じですが「枯れ草」は何となく暖かさを感じます。これだけ草があると霜が降りても根元はあまり冷えこまずにすみそうです。

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2012年1月 6日 (金)

メギの実

午前中、今年最初の山歩きをしてきました。
Meginomi1201
     (メギの実 1.6 日立市)
紅葉が奇麗なメギですが葉はすっかり落ちていましたが実が沢山残っていました。
メギの仲間(メギ科メギ属)には枝の節に鋭い刺があります。同じ仲間の「ヘビノボラズ」は刺で蛇も登れないとう意味ですが、メギは別名「コトリトマラズ」という別名が付けられています。
花(黄緑色)もまだ紹介していませんので、春には花を紹介します。

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2012年1月 5日 (木)

オオジシバリ

Ojisibari120102    (オオジシバリ 1.4 日立市)
昨日、散歩中に見たオオジシバリの果実です。真白な冠毛が冬の日差しを受け光っていました。
オオジシバリは田んぼ畦にびっしりと生えており、この時期になると葉が赤っぽく染まり、なかなかきれいです。
霜が降りるとこんな(下の写真)姿を見せてくれます。
Ojisibari111224
     (今朝のオオジシバリ 日立市)

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2012年1月 4日 (水)

今年も宜しくお願いします

明けましておめでとうございます。
皆さん、どんな新年をお迎えでしょうか。
私は三が日は親戚の家でのんびりとすごしました。
今年も宜しくお願いいたします。
Okawajisya1201
     (オオカワヂシャ 1.4 日立市)
今日は暖かい穏やかな日になりました。田んぼ道はぽかぽかで気持よい散歩でした。
流れの脇にオオカワヂシャが青々とした葉を広げていました。
オオイヌノフグと同じ仲間の帰化植物で春から夏にかけて淡い紫色の花を咲かせます。近くのクレソンの葉は褐色に染まっていましたが、寒さには強いようで葉焼けもせず元気です。
在来種のカワヂシャにはなかなかお目にかかれません。

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