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2022年12月

2022年12月31日 (土)

ギシギシ

昨日紹介したスイバと同じタデ科の多年草で、越冬のこの時期はスイバと良く似ていますが葉がちょっと違います。

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    (ギシギシ 2022.12.28)
 スイバに比べギシギシの方が葉が一回り大きめで波打ちが顕著です。ギシギシの仲間にはギシギシ・エゾノギシギシ・アレチギシギシ・ナガバギシギシなど有りますが、写真はエゾノギシギシ?のようです。

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    (霜を被ったギシギシ 2022.12.29)
 ギシギシの葉の裏は網の目のようになっています。普段は撮ることがない植物ですが、紅葉と霜の写真は毎年撮ります。

 今年もBlogを見て頂いた皆様、コメントを書いてくれた皆様、ありがとうございました。良いお年をお迎えください。

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2022年12月30日 (金)

スイバ

 スイバはタデ科の多年草で北海道から九州に広く分布します。あぜ道や路傍、堤防の法面などに生える身近な植物ですが、花は地味ですのであまり見向きされません。

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    (スイバ 2022.12.28)
 この時期、紅葉が目立ちます。河原の土手の斜面の草むらで大きな株が真っ赤にま染まっていました。

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    (霜を被ったスイバ 2022.12.29)
 日の出前の河原の土手ですので、ちょっと寒々とした感じです。

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2022年12月29日 (木)

冬のヤブジラミ

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    (ヤブジラミ 2022.12.20)
 秋に芽生えたヤブジラミの葉も伸びてきまた。花の時期の葉とは感じがちょっと違います。セリ科の葉はみな良く似ています。

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    (霜を被ったヤブジラミ 2022.12.29)
 葉が色づき始めています。これからさらに赤く紅葉してきます。霜を被ると芸術品になります。

 

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2022年12月28日 (水)

霜・ヘビイチゴ・セリ

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    (ヘビイチゴ 2022.12.26)
 葉が薄く紅葉始めました。葉に細かい鋸歯があるので、霜を被った葉がきれいです

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    (セリ 2022.12.26)
 葉の縁が白く縁取られます。野生のセリは霜が降りる頃になると食べごろを迎えます。

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2022年12月27日 (火)

霜・オニノゲシ

 いよいよ霜シーズンがやってきました。2月までは花も無く、木の実も終わり冬越しの植物紹介が多くなります。

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    (オニノゲシ 2022.12.25)
 オニノゲシは葉に刺があり触ると痛いのですが、霜が降り葉の縁の刺が真白に凍り、かちかちになりさらに荒々しい感じがします。恐竜にも見えます。

 

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2022年12月26日 (月)

ヘクソカズラの実

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    (ヘクソカズラ 2022.12.15)
 ヘクソカズラの黄褐色の実はあまり目立ちませんが、ちょっと色の濃い実を見つけました。青空に映えます。葉や茎は嫌な臭いがしますが熟した実は臭くありません。

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2022年12月25日 (日)

テイカカズラの実

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    (テイカカズラ 2022.12.24)
 今年はテイカカズラの花が多かったので、実も楽しみにしていたのですが、実の弾けるタイミングの出会うのはなかなか難しいです。実がちょっと高いところ付いていたのでコンデジズームで撮りました。

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 種から出ている毛は長く、絹糸のように輝いてとても奇麗です。 タンポポなどの綿毛は冠毛と言いますがテイカカズラの毛は種髪と言うそうです。

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2022年12月24日 (土)

ユズリハ(譲葉)

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    (ユズリハ 2022.12.24)
 新葉の成長を見届けてから古葉が落ちるので付けられた名前で、「親が子を育てて家が代々続いていく」ことを連想させる縁起物とされ、正月の鏡餅飾りに使われます。山道を散歩がてら鏡餅飾り用に数枚頂いてきました。

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 葉柄は赤みを帯びることが多く遠くからも目立ちます。花は初夏に咲きますが黄褐色の地味な花です。大木にならないと咲かないようです。この山では花の咲く木が一本だけあります。

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2022年12月23日 (金)

ナガバジャノヒゲの実

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    (ナガバジャノヒゲ 2022.12.20)
 ナガバジャノヒゲはジャノヒゲの変種で、ジャノヒゲより葉が長く、地下茎をあまり出さずに、同じ場所にこんもりとした茂みをつくる傾向があります。株は多いのに実がなかなか見つからず、見つかった実はしぼみ始めていました。

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2022年12月22日 (木)

テリハノイバラの実

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    (テリハノイバラ 2022.12.19)
 葉の表面に光沢のあるテリハノイバラは海岸で良く見られます。先日紹介したノイバラに比べ実の数は少なく、ノイバラのように立ち上がらず地面を這い回っているものが多いです。寒さに当たると葉が真っ赤に色づきます。

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2022年12月21日 (水)

トベラの実

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    (トベラ 2022.12.19)
 久しぶりで海岸に行ったら、トベラの実が3裂し真っ赤な種子が出ていました。ねばねばと粘着性のある分泌液をまとっており、その粘着性を活かして鳥の体にくっつき、種子を遠方に運んでもらいます。

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2022年12月20日 (火)

冬のヤエムグラ

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    (ヤエムグラ 2022.12.19)
 カラスノエンドウと同じ越年草なので、12月になると葉は伸びてきます。出始めた本葉は成葉に比べて丸く、葉の先端の棘状の突端も目立がちません。葉は最初は4枚しかありませんが、5枚、6枚と増え、やがて8枚の輪生となります。

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    (霜を被ったヤエムグラ 2022.12.20)
 冬は葉が幅が広く、光を効率よく受け止めるようにできています。春になると次第に茎が伸びあがって葉と葉の間が広がり、葉は細長く被針形となります。寒さにあたると葉が赤く焼けるようです。

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2022年12月19日 (月)

イボタノキの実

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    (イボタノキ 2022.12.15)
 12月に入ると葉が落ちてしまうことが多いのですが、今年は葉が残っています。地味な黒い実ですが、青空をバックにすると少し目立ちます。幹に付く灰白色の蝋がいぼ取りに効果があると言われていた事により、イボトリノキがイボタノキに転じたそうです。

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    (オオバイボタ 2022.12.19)
 イボタノキと比べると葉が大きいので付けられた名前です。実も大きいです。海岸近くに生育しています。

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2022年12月18日 (日)

冬のカラスノエンドウ

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    (カラスノエンドウ 2022.12.14)
 11月頃から芽生え始め、茎を少しずつ伸ばしながら冬を越し、春に花を咲かせて、その後枯れます(越年草)。12月になると葉は伸びてきますが、花の時期の成葉に比べて丸く、春のカラスノエンドウのイメージとちょっと違います。寒さにあたると赤く色付いてきます。

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2022年12月17日 (土)

ノイバラの実

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    (ノイバラ 2022.12.15)
  この時期になると、真っ赤な実が藪などで目立ちます。散歩道の冬の風情ですが、俳句では「茨の実」は秋の季語です。当県(茨城県)の県花はバラですが、ノイバラからきたものです。実は霜にあたると柔らかくなり甘くなります。

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 実と書きましたが、本当の果実ではなる、これは偽果と呼ばれます。萼筒が肥大したものだそうです。偽果の中に3mmくらいの果実と実が入っています。

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2022年12月16日 (金)

アマチャヅルの実

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    (アマチャヅル 2022.12.14)
 黒緑色の目立たない実です。雌雄異株ですので雌株でないと実は見られません。葉や茎に朝鮮人参と同じ成分が含むとかで、大分前に一時ブームになったアマチャヅルですが,その後あまり話を聞きません。

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2022年12月15日 (木)

ヤマノイモの実

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    (ヤマノイモ 2022.12.10)
 ヤマノイモの実(蒴果)です。この時期になるとこんな風景によく出会います。長く垂れ下がったヤマノイモの実です。風のない日だったので、運良く撮影できました。オニドコロの実は軍配のような形でですが、ヤマノイモの実は円形です。

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2022年12月14日 (水)

マメグンバイナズナ

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 在来種のナズナほど多くはありませんが、北アメリカ原産の帰化植物のマメグンバイナズナもこの時期から見られます。ナズナの実は三味線のバチに似ているのでペンペングサとも言いますが、実が軍配に似ているグンバイナズナよりも果実が小さいため、「マメ(豆)」を付けてマメグンバイナズナとなりました。

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2022年12月13日 (火)

アオツヅラフジの実

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    (アオツヅラフジ 2022.12.10)
 アオツヅラフジも葉がすっかり落ち、実が熟し粉白をおびた黒瑠璃色になっていました。大きさは直径6、7ミリの球形でエビヅルに似ていますが、全草にアルカロイドを含む有毒植物ですので食べられません。

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2022年12月12日 (月)

ツルウメモドキの実

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    (ツルウメモドキ 2022.12.8)
 実はきれいで長持ちするので花材にも良く使われますが、藪などに絡まっているももが多いのでバックがうるさく写真はうまく撮れません。 ウメモドキの名前が付いていますが、ウメモドキの仲間ではありません。葉がウメモドキに似ていて、つる性であることから付けられたです。

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2022年12月11日 (日)

初冬から咲き出す花(3)

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    (ヒメオドリコソウ 2022.12.10)
 今年は早めに咲き出しています。まだぽつりぽつりです。これから霜が降りると葉がワインレッドに色づきます。

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    (タネツケバナ 2022.12.10)
 こちらも例年より早く咲き出しています。こちらは霜が降りると葉は赤く紅葉します。

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2022年12月10日 (土)

サルトリイバラの実

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    ( サルトリイバラ 2022.12.3)
 散歩中、実付きの良いサルトリイバラが目に入りました。今年は暖かいので葉が残っていますが、少し紅葉してきています。もう少し熟したら鳥に食べられてしまうでしょう。

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2022年12月 9日 (金)

初冬から咲き出す花(2)

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    (オオジシバリ 2022.12.8)
 この花も、この時期に咲き始めるお馴染みの花になりました。

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2022年12月 8日 (木)

初冬から咲き出す花

 11月末になると毎年、咲き出す花達です。ホトケノザ、ナズナ、オオイヌノフグリ、タネツケバナなどが今年も咲き出しました。春の花となっていますが、当地では雪が降らないので、これから春まで咲き続けます。

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    (ホトケノザ 2022.12.8)
 暖かい日になり、田んぼ脇で気持良さそうに咲いていました。「元気に冬を越してね」と声をかけたくなります。

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    (ナズナ 2022.12.8)
 実もだいぶついて来ましたが、まだまだ花も次々咲いてきます。

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2022年12月 7日 (水)

ヤブコウジ(十両)の実

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    (ヤブコウジ 2022.12.2)
 今年も正月の縁起物のヤブコウジの赤い実のシーズンになりました。当地の山では赤い実の縁起物(一両,十両,百両,千両,万両,億両)の中で千両だけが自生していません。ちなみに一両はツルアリドウシ、百両はカラタチバナ、億両はミヤマシキミです。

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2022年12月 6日 (火)

トキリマメの実

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    (トキリマメ 2022.12.2)
 藪状態になり入れなかった海岸脇の林、草刈りがされ数本の細い道が出来、歩けるようになっていました。黄葉した葉を付けたトキリマメの実があちこちで弾けていました。二つに割れた赤い鞘から黒くて光沢のある黒い実が2個づつ顔を出しています。

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 葉が落ちてから撮ることが多かったのですが、紅葉した葉との色合いのバランスがなんとも良い感じです。葉が落ちる頃のにはまた違った雰囲気のものが撮れそうです。

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2022年12月 5日 (月)

ハキダメギク

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    (ハキダメギク 2022.12.3)
 春から冬まで咲いている花ですが、花の少ないこの時期になると目立ってきます。熱帯アフリカ原産の帰化植物です。私には、この時期が一番綺麗に見えます。

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 植物学者牧野富太郎氏が「掃き溜め」で発見したのでこの名前を付けましたが、別な名前を付けてやりたい植物の一つです。

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2022年12月 4日 (日)

ヒヨドリジョウゴの実

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    (ヒヨドリジョウゴ 2022.11.28)
 今年は全般的に実が熟すのが早いように感じます。例年12月になってから見るものが11月中に見られます。真っ赤な美味しそうな実ですが、ソラニンという毒があるそうです。なかなか気温が下がらないので、緑色の葉が沢山残っています

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ヒヨドリがこの赤いみを好んで食べることから付いた和名のようです。

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2022年12月 3日 (土)

ツルマサキの実

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    (ツルマサキ 2022.11.28)
 ツルマサキは葉はそれなりに見る事があるのですが、花や実の写真を撮ることはほとんどありません。気根を出して木の上によじ上ります。幼木の葉はテイカカズラの幼木の葉に良く似ています。

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 実はマサキと同じですが,大きさが少し小さいです。葉もマサキより小さいです。

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2022年12月 2日 (金)

ベニバナボロギク

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    (ベニバナボロギク 2022.11.30)
  最近はあちこちで見られるアメリカ原産の帰化植物です。目立たない花ですが、赤いレンガ色がお気に入りです。花後の白い冠毛は目立ちます。

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2022年12月 1日 (木)

フユイチゴの実

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    (フユイチゴ 2022.11.27)
 例年12月になってから見に行っているフユイチゴですが、ここ2年ほどは11月中に見頃になるので、覗いて見ました。甘くて美味しいでイチゴです。まだ蕾も沢山ありましたのです次々と熟してくるでしよう。白い花は目立たないので見そびれてしまいます。

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