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2023年9月

2023年9月30日 (土)

イボクサ

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    (イボクサ  2023.9.24)
 稲刈り後の田んぼ散策では、やはりこの花は見逃せません。典型的な「水田雑草」のひとつで、水田とその周りにたくさん生えています。ツユクサと同じ仲間でどちらも一日でしぼんでしまいますので、何時も新鮮な花が見られます。

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 古い時代に稲作とともに日本に入ってきた史前帰化植物だそうです。咲いている場所により花の大きさや色合いが微妙に違います。写真をとると光線の加減で色も違って見えます。

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2023年9月29日 (金)

ヒメジソ

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    (ヒメジソ  2023.9.24)
 稲刈りの終わった田んぼ道を歩いていると、あちこちでシソ科のヒメジソが咲いています。花が小さいのであまり目立ちませんが近寄って見ると可愛い花です。花の色も白いものから、淡い紅紫色まで入り交じっています。

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2023年9月28日 (木)

オオバクサフジ

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    (オオバクサフジ  2023.9.19)
 県内では普通種のようですが、マイフィールドではあまり見られません。見つけても株数が少ないです。鮮やかな青紫色の花は目立ちます。 ツルフジバカマ、クサフジ、ヒロハクサフジなどと同じの仲間ですが、その名のとおり、複葉は葉の幅が広く、小葉の数が4~10枚と他のものより少ないので見分けがつきます。

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2023年9月27日 (水)

ヤマジノホトトギス

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    (ヤマジノホトトギス 2023.9.14)


 山道で秋の花が咲き出しました。マイフィールドで見られる野生のホトトギスの仲間はこのヤマジノホトトギスだけです。以前はホトトギスも見られましたが、消えてしまいました。花びらが大きく反り返るヤマホトトギスも大好きなのですが、残念ながら当地では見られません。

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 ホトトギスの名前の由来は 花の斑点が鳥のホトトギスの胸の斑点に似ていることからつけられたそうで、「ヤマジ」は山路でよく出会うことからつけられました。

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2023年9月26日 (火)

サクラタデ

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    (サクラタデ  2023.9.20)
 以前は休耕田となった湿地で群落が見られましたが、休耕田も荒れ、群落は少なくなりました。田んぼの縁で群落が見られました。サクラの名前が付いていますが花が小さいので、遠くからは目立ちません。黄金色の稲をバックに・・

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 近寄って見れば可愛い花で、やはり「タデ(イヌタデ属)の女王」と呼んであげたいです。見頃の株に出会いました。

 

 

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2023年9月25日 (月)

ツリフネソウ

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    (ツリフネソウ  2023.9.20)
 田んぼの用水路脇で昨年よりちょっと大分遅れて咲き出しましたが、株数も花数も少なく今年はハズレのようです。この花を見ると夏の終わりを感じますが今年はまだ夏の暑さで、ツリフネソウもお疲れ気味でしょうか。

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 ツリフネソウの花は特徴的な形をしており、花の奥にクルリと巻いた距と呼ばれる蜜がたまる部分があります。長いくちばしを持つトラマルハナバチなどが長い口吻を使って花の奥にある蜜を求めて訪れ、その過程で花粉を運びます。

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2023年9月24日 (日)

アオツヅラフジ(実)

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    (アオツヅラフジ 2023.9.18)


アオツヅラフジの実の撮影は花がなくなる11月か12月が多いのですが、葉がまだ緑色の時期に色付いた実が目に入りました。もう粉白をおびた黒瑠璃色のとても綺麗な実です。

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2023年9月23日 (土)

オオヤマハコベ

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    (オオヤマハコベ 2023.9.13)
 

オオヤマハコベは花が1cmに満たない小さな花ので目立ちません。林道脇の湿った草むらで見られました。和名オオヤマハコベは大山繁縷意で大型のヤマハコベ(山繁縷)の意味ですがヤマハコベはまだ見たことがありません。

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 花弁は爪部が細く、先は2深裂します。萼や花柄には腺毛が多いです

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2023年9月22日 (金)

ススヤアカバナ

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    (ススヤアカバナ  2023.9.19)
 2009年に休耕田で見つけたアカバナです。その後、散歩道でよく見かけます。ススヤはサハリン南部のススヤ川のことで、渡り鳥が運んだとの説があります。当初ススヤアカバ名付けられましたが、現在はムクゲアカバナと改名されています。

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 普通アカバナの花柱は頭状かこん棒ですが、ススヤアカバナは4裂しています。(エゾアカバナ、オオアカバナも4裂します)背が高く、茎が固く、葉や茎に毛が多く白っぽく見えます。

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2023年9月21日 (木)

ネコハギ

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    (ネコハギ 2023.9.16)
 ネコハギは多年草で茎は地面を這います。花は白で、真ん中花びらの元に紅紫色の斑点があり、小さいですが可愛い花です。葉や茎に軟毛が生えていることからつけられた名前です。イヌハギという淡いクリーム色の花を咲かせる木のハギもあります。

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2023年9月20日 (水)

チョウジタデ

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    ( チョウジタデ  2023.9.14)
 稲の穂が黄金色に色づく頃に、田んぼの縁や休耕田で見られます。以前はどこでも見られましたが、最近は花がちょっと大きいウスゲチョウジタデ(先月8/31日Blogで紹介)の方が多く見られるようになりました。午前の間に咲く花で、午後には散ってしまいます。秋に葉が真っ赤に色づきます。

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2023年9月19日 (火)

ゲンノショウコ

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    ( ゲンノショウコ  2023.9.15)
 この時期人里でよく見られるフウロソウの仲間です。西日本では紅紫色の花が多いですが、東関東では白から淡紅色の花がほとんどです。和名「現の証拠」は飲むとすぐ効くから付いたようです。下痢や腹痛の民間薬(庶民の間に伝承されてきた薬)です。

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 ちょっと色の濃いものです。

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2023年9月18日 (月)

ウリクサ

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    ( ウリクサ  2023.9.14)
  田んぼの畦や休耕田などの湿った場所に生えますが、1cmにも満たない小さな花なので見逃しやすい花です。地を這うように咲いています。田んぼの脇の草むらに纏まって咲いていました。実の形がマクワウリに似ているからウリの名前が付いたそうです。

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2023年9月17日 (日)

カラスノゴマ

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    ( カラスノゴマ  2023.9.14)
 山道や道端などでたまに見かける花です。今年は家の近くの散歩道で見られました。葉の下に隠れるように咲いています。ポツリ、ポツリと咲くので良い写真がなかなか撮れません。新分類ではシナノキ科からアオイ科になっています。

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 和名の「烏の胡麻」は種子が小さいので、カラスが食べる胡麻のようだから・・とか、種子をゴマに見立て、食用として人に利用されることがないので、「カラス」の名が付けられたとか言われています。

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2023年9月16日 (土)

トキワハゼ

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    ( トキワハゼ  2023.9.14)
 何時も咲いていて実がはじけるので「常磐はぜ」という名前が付けられましたが、春と秋には綺麗な花が見られます。稲刈後の田んぼの畔で見事な花が見られました。アメリカアゼナと混生していました。

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 これから、稲刈り後の田んぼの散策が楽しくなります。

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2023年9月15日 (金)

アメリカキンゴジカ

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    ( アメリカキンゴジカ  2023.9.912)
 10年ほど前からマイフィールドでも見られる熱帯アメリカ原産の帰化植物です。その日の天気により開花時間がずれるようですが、8時過ぎに咲きはじめ9時にはしぼんでしまう、開花時間限定の花です。

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 漢字で書くと「午時花」で、江戸時代の時計で、午(午前11時から午後1時)の刻に咲く花と言う意味があります。花がきれいに咲いたタイミングには出逢いづらいです。花色が金色(黄色)と云う事で「金午時花」と名付けられたそうです。

 

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2023年9月14日 (木)

ママコノシリヌグイ

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    (ママコノシリヌグイ  2023.9.9)
 ノギクやタデの仲間が咲き出す季節になりました。タデの仲間ではママコノシリヌグイがいち早く咲き出します。 花が咲いていても小さいので赤っぽいのが見えるだけですが、近寄ってみると金平糖のような可愛い花が開いています。

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 葉や茎に刺があるのでこんな名前がつけられています。別名をトゲソバといいます。5裂した花被の先端は淡い桃色で基部は白色でミゾソバとそっくりです。

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2023年9月13日 (水)

ツルマメ

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    (ツルマメ  2023.9.8)
 マメ科の花が次々と咲きだしています。そんな中で一番花が小さい(長さ5ミリから8ミリ)のがツルマメです。ツルマメは大豆の原種と言われています。草むらでツルが絡み合い、覗くと花が沢山見られます。

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 白花と混じって咲いていました。

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2023年9月12日 (火)

アキノノゲシ

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    (アキノノゲシ  2023.9.8)
 淡い黄色がお気に入りのアキノノゲシですが、いつも見ているものに比べ花数が多いです。蕾も多いし茎もやや太い、帯化を起こしているのかもしれません。(帯化は植物の茎頂にある成長点で異常が生じ起こるようです。)

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 春に花を咲かせまるノゲシ(別名ハルノノゲシ)に似ていて、かつ秋に花を咲かせるので「アキノノゲシ」の名になったそうです。ノゲシとは属が違い花が淡い黄色なので、優しい感じになります。ノゲシはノゲシ属ですがアキノノゲシはアキノノゲシ属です。

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2023年9月11日 (月)

ヤブツルアズキ

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    (ヤブツルアズキ  2023.9.5)
 ヤブツルアズキがあちこちで奇麗な花を咲かせ始めました。私達が食べている野菜や穀類は殆どが野生のものを改良したもののようです。ヤブツルアズキを改良したものがアズキです。この時期になると散歩道でも色々なマメ科の花が目立つようになります。

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2023年9月10日 (日)

マルバルコウ

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    (マルバルコウ  2023.9.3)
 最初は鑑賞用として持ち込まれた熱帯アメリカ原産の帰化植物ですが、野生化しすっかり散歩道のお馴染みみの花になりました。当地では10年ほど前から野生化しています。朱赤色の花はひときわ目立ちます。

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2023年9月 9日 (土)

クサネム

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    (クサネム  2023.9.7)
 水田にはびこるマメ科の花です。今年は花の時期に撮りそこない、もうほとんど実になっていました。葉がネムノキに似ているのでクサネムの名前がつきました。ネムノキと同じように暗くなると葉っぱを閉じ睡眠状態に入ります。花は可愛いですが農家にとっては厄介者の水田雑草です。

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2023年9月 8日 (金)

オオフタバムグラ

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    (オオフタバムグラ  2023.8.30)
 久しぶりで海岸散歩で久しぶりでオオフタバムグラが見られました。北アメリカ原産の帰化植物です。在来種のフタバムグラは白色でほんのり紅色を帯びた花ですが、オオフタバムグラは淡い紅色でフタバムグラより花も大きく可愛いです。在来種のフタバムグラもしばらく見ていません。

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2023年9月 7日 (木)

カノツメソウ

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    (カノツメソウ  2023.8.29)
 林内にひっそり咲く弱々しい感じのセリ科の花です。沢沿いの道の草むらで見られました。。セリ科の花は白い花が多く、花が小さいので撮りにくいです。内側に花弁をまげ雄しべが出ているのが見えます。根の形がシカの爪に似ることから「鹿の爪草(かのつめそう)」の名が付いたそうです。

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 セリに似ている雰囲気のあることから、山地に生えるセリということで「ダケゼリ」とも呼ばれるそうです。

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2023年9月 6日 (水)

ハダカホオズキ

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    (ハダカホオズキ  2023.8.29)
 沢沿いの草むらでハダカホオズキの花と赤く熟す前の緑色の実が見られました。直径8ミリほどの淡黄色の花はなかなか可愛いです。実はこれからもう少し大きくなり赤く熟します。

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 ホオズキは袋状のものが果実を包む(ホオズキの果実を包むものは袋状に大きくなった萼です)のですが、果実を包んでいないのでハダカの名前がついたようです。

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2023年9月 5日 (火)

フジカンゾウ

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    (フジカンゾウ  2023.8.29)
 ヌスビトハギと同じ仲間ですのでヌスビトハギに似ていますが、フジカンゾウのほうが全体的に大型です。花の大きさがヌスビトハギの倍くらいの大きさです。 区別のポイントは葉っぱの形で、フジカンゾウは小葉が5~7枚(「奇数羽状複葉」)ですが」、ヌスビトハギは3枚の小葉からなる「三出複葉」です。

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2023年9月 4日 (月)

イヌトウバナ

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    (イヌトウバナ  2023.8.28)
 イヌトウバナは8月から10月頃まで山道や林などで普通に見られますが、花がまばらで、淡い紫色で目立ちません。同じ仲間のトウバナに「似ているが異なるもの」という意味で付けられました。トウバナナ(塔花)の由来は花穂が塔のようになっていることから・・

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 「他より劣っている」という意味をあらわすときに「イヌ」という言葉が名前が良く付けられます。

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2023年9月 3日 (日)

ダイコンソウ

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    (ダイコンソウ  2023.8.26)
 涼しげで、好きな花ですが、パラパラ咲いているので撮りにくいです。7月から9月迄咲いている花期が長い花です。やや薄暗く湿った林縁で良く見られます。根元につく根生葉が大根の葉に良く似ているのダイコンソウの名前がつけられました。

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 雄しべと雌しべは多数あり、実は球形の集合果でなかなか風情があります。果実が熟すと柱頭が落ちて鉤状になりこれが動物などにくっつくひっつきつき虫です。

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2023年9月 2日 (土)

センニンソウ

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    (センニンソウ  2023.8.25)
 海岸から山道まで何処に行ってもセンニンソウが見られます。これは家の近くの山の草むらです。藪に絡まっているのもが多いのですが、これは家の近くの山の草むらに這うように咲いていました。カンカン照りだったので雲がくるのを待って撮りました。

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 花がかたまって咲くので、遠くから見ても真白に見えるので良く目につきます。

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2023年9月 1日 (金)

ツルボ(蔓穂)

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    (ツルボ  2023.8.25)
 日当たりの良い草むらでよく見られるツルボ、群生している事が多いのですが、今年は草むらでひっそりと咲き始めたばかりのものです。花を良く見ると花びらが内側に3枚、外側に3枚で、従来はユリ科でしたが新分類ではキジカクシ科になりました。和名の蔓穂の由来ははっきりとはわかっていないようです。

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