« 2025年4月 | トップページ | 2025年6月 »

2025年5月

2025年5月31日 (土)

ハクンボク

K3_1082

    (ハクンボク 2025.5.23)

 久しぶりで花付きの良いハクウンボクが見られました。新緑の林のなか、真っ白な花は見事でした。 エゴノキと同じ仲間ですがエゴノキより大きくなり、花数が多く総状花序に沢山の花をつけます。花が群がって咲く様子を白雲に見立て、白雲木という和名がつけられたそうです。下から見上げると、その名前の由来に納得です。

K3_1078_20250531182301

| | | コメント (0)

2025年5月29日 (木)

コアジサイ

K3_0997

    (コアジサイ 2025.5.21)

 今年は春から、花の開花が遅れていましたが、コアジサイは昨年より大分早く咲き始めました。梅雨に合う花ですが、今年は梅雨時には終わってしまいそうです。毎年撮っていますが、緑のバックは難しいです。

K3_1005

 アジサイの仲間(アジサイ属)ですが、装飾花がありません。地味ですが淡い青色の花はおもむきがあります。

| | | コメント (2)

2025年5月28日 (水)

タツナミソウ

K3_1015_20250528195901

    (タツナミソウ 2025.5.21)

 市内北部の海岸脇の林でタツナミソウが咲き始めていました。日の当たる方向に向かって、繊細な模様のある花を咲かせます。和名の「立浪草」由来は、花の咲き方と模様が「泡立つ波」を連想させるから付けられた名前です。

K3_1051_20250528200001

    (タツナミソウ 2025.5.23)

 こちらは市内の山道のものです。昨年はほとんど見られませんでしたが、今年はあちこちで沢山見られました。自然の花はこういう事が多いです

| | | コメント (0)

2025年5月26日 (月)

トベラ

K3_1031

    (トベラ 2025.5.21)

 市内北部の海岸のトベラです。海岸のあちこちに植栽もされていますが、撮影は自生のものを探して撮ります。岩に張り付くように逞しく生えている自生のものはやはり一味違います。枝、葉、根に臭気がありますが、花はとても良い香りがします。

Dscn4095

 

| | | コメント (0)

2025年5月25日 (日)

ジャケツイバラ

K3_0927_20250525192601

    (ジャケツイバラ 2025.5.16)

 日立市内の山ではジャケツイバラがあちこちで見られます。鮮やかな黄色いは花は遠くからでも目立ち、車を運転していると良く目に入ります。「蛇結茨」とすごい名前が付いていますが、枝がつる状に伸び鋭い刺があり、茎が互いに結びあって蛇がとぐりを巻いているように見えるため名付けられたと言います。

K3_0918_20250525193001

| | | コメント (0)

2025年5月24日 (土)

コゴメウツギ

Dscn3911

    (コゴメウツギ 2025.5.16)

 この時期ウツギ(空木)と名の付く花が色々咲いています。コゴメウツギはバラ科ですがとげはありません。 コゴメ(小米)は米粒を砕いたもので、小さい白い花を小米に見立てたと言います。花弁は白ですが、萼筒のが内側が黄色いので遠くから見ると黄色っぽく見えます。花びらは5枚でへら状で繊細な可愛い花です。

Dscn4056

| | | コメント (0)

2025年5月23日 (金)

ノイバラ

K3_0743_20250523195401

    (ノイバラ 2025.5.15)

 茨城県の県花があちこちで咲き、良い香り香りが漂ってきます。県旗・県章いずれも「バラ」をかたどっています。花が次々と咲き、直ぐに痛んできますので、咲き始めの新鮮なもの探して撮りました。

K3_1076

   (ウスアカノイバラ 2025.5.23)

 白い花が多いですが、うっすらとピンクかかったものも見られます。ウスアカノイバラ(品種)と名付けられています。

| | | コメント (0)

2025年5月22日 (木)

ヤセウツボ

K3_0895

    (ヤセウツボ 2025.5.15)

 奇妙な植物です。ヨーロッパ、北アメリカ原産の寄生植物で葉緑素を持たず、マメ科やキク科などの植物に寄生します。根を宿主の根に食い込ませ養分を吸収するそうです。ナンバンギセルと同じハマウツボ科に属します。花は黄褐色ですが、良く見ると上部に紫色の筋がありなかなか良い花です。

K3_0882

| | | コメント (0)

2025年5月21日 (水)

ヒメハギ

K3_0813

    (ヒメハギ 2025.5.14)

 珍しい花ではないのですが、何故か見る機会が少ない花です。 蝶型の花で、ハギの名前が付いていますがハギの仲間(マメ科)ではなく、ヒメハギ科です。 紅紫色の花がハギに似ていて小さいので付けられた名前だそうです。色合いがとてもきれいです。左右に広がっている幅の広いのは萼片で先端の房状のものが花弁です。

K3_0821

| | | コメント (0)

2025年5月20日 (火)

タニギキョウ

K3_0797_20250520190901

    (タニギキョウ 2025.5.13)

 日が当たらないと開かず、花びらも1cm以下の小さな花なので見落とすことも多いですが、山道の木陰や谷筋などで見られます。 花は白色かわずかに紫色を帯び、薄い紅紫の筋が入ります。キキョウの仲間には見えませんが、谷や沢などに生えるキキョウの仲間で「谷に咲くキキョウ」という意を込めてその名前がつきました。

K3_0657

| | | コメント (0)

2025年5月19日 (月)

クワガタソウ

K3_0769

    (クワガタソウ 2025.5.13)

   最近、見る機会が少なくなりました。以前、見られ場所は2箇所とも見られなくなりました。今年も沢の脇の草むらで見られましたが、花の色がいまいちでした。オオイヌノフグリの仲間で、花をさわるとぽろっと落ちてしまいます。花は薄い紅色で紅紫色のすじがあり、直径1cmくらいの可愛い花です。名前の由来は果実が兜の正面の飾りの鍬形に似ていることによります。

K3_0775

| | | コメント (0)

2025年5月18日 (日)

ヒメヘビイチゴ

K3_0727

    (ヒメヘビイチゴ 2025.5.8)

   この時期、山道の沢沿いでは、ヒメイチゴの花が多く見られます。ヘビイチゴの名前がついていますが、ヘビイチゴの仲間ではなくミツバツチグリなどの仲間(キジムシロ属)で実はヘビイチゴのように赤くなりません。花も葉もヘビイチゴに似ていますが、花はヘビイチゴの半分くらいの大きさです。

K3_0723_20250518193001

| | | コメント (0)

2025年5月17日 (土)

アマドコロ

K3_0682

    (アマドコロ 2025.5.8)

   5月に山を歩いているとよく見かけるキジカクシ科(新分類でユリ科から変わりました)の植物です。 下向きに咲く地味な花ですが葉が上に向かって広がっているので鈴なりの花がよく見えます。根茎がオニドコロ(ヤマノイモ科)に似ていて、甘くて食用になるのでアマドコロという名が付いたと言います。

Lk3_0711

 アマドコロに良く似たものにナルコユリがありますが、アマドコロと比べてナルコユリは葉が細長く、花の数が多いです。また、アマドコロの茎には稜があり切り口が角ばりますが、ナルコユリは稜がなく切り口がほぼ円形です。

 

 

| | | コメント (0)

2025年5月16日 (金)

アメリカフウロ

K3_0670

    (アメリカフウロ 2025.5.7)

   フウロソウの仲間は可愛い花が多いです。山に咲くものは色合いが濃いものが多いですが、平地で見られるゲンノショウコやアメリカフウは色合いが淡紅色のものが多く、なかなか可愛い花です。

K3_0677

 北アメリカ原産の帰化植物です。昭和初期に牧草などと一緒に持ち込まれたそうです。

| | | コメント (0)

2025年5月15日 (木)

ヤブデマリ

K3_0664

    (ヤブデマリ 2025.5.7)

   この時期、白い花の木が多く目につきます。散歩道の丘陵で、真っ白な装飾花のヤブデマリが見事に咲いていました。藪に生え、手毬のように花を丸くつけることから名付けられた名前です。花は同じ仲間のムシカリにそっくりです。茨城県の山でも稀に見られるようです。私は県内では見ていません。

Dscn3859

| | | コメント (0)

2025年5月14日 (水)

ラショウモンカズラ

K3_0615

    (ラショウモンカズラ 2025.5.5)

   珍しい花ではありませんが、藪になったりして家の近くで見られる場所が減ってきています。草むら緑の中に咲いているので、明るい紫色の花は良く映えます。 花の後は蔓性の走出枝が地面を這います。この蔓からカズラ(蔓)の名前がついています。ラショウモンの方は花の様子を羅生門の鬼の腕に例えたそうですが、あまりピンときません。

K3_0619

| | | コメント (0)

2025年5月13日 (火)

ツクバネウツギ

K3_0579_20250513200001

    (ツクバネウツギ 2025.5.5)

   昨年より少し遅れて咲き出しました。花の色は白色、淡黄色、淡紅色がありますが当地では淡紅色の花が多いです。ツクバネウツギはスイカズラ科です。放射線状の5枚の萼片が目立ち、その形が羽根突きの羽根に似ていることから(衝羽根)の名前がつきました。

K3_0572

| | | コメント (0)

2025年5月12日 (月)

キンラン

K3_0596_20250512190301

   里山も草刈りがされない場所が増え、キンランも株数が減ってきています。それでも歩き回れば、立派な株は見られませんが、ぽつぽつと咲いている花は見られます。家の近くのちょっとした林のものは藪になり、大分前に消えてしまいました。

K3_0588

| | | コメント (2)

2025年5月11日 (日)

コンロンソウ

K3_0499

    (コンロンソウ 2025.5.1)

   山の谷沿いの湿った場所に生育します。アブラナ科の花です。真白な花が見頃で、緑色の葉によく映えます。タネツケバナの仲間としては比較的大型で高さ30~70cmになります。和名は崑崙草と書きますが、中国の崑崙山脈にちなんでつけられた名前で、この花の白さを中国の崑崙山脈の雪に見立てつけられたそうです。

K3_0487_20250511185301

| | | コメント (0)

2025年5月10日 (土)

ヒメウツギ

  ウツギという名前がつく植物は沢山ありますが、科はまちまちです。茎の中が空洞になっている木に「**ウツギ(空木)」と言う名前が付けられています。

K3_0477

    (ヒメウツギ 2025.5.1)

   当地では渓流沿いの岩や山道の脇の岩場でよく見られます。真っ白の花が垂れ下がり揺れている姿は清々しいものです。アジサイ科ウツギ属でウツギ(ウノハナ)と同じ仲間です。ウツギ(ウノハナ)より花の時期は早く、ちょっと小ぶりです。

K3_0470_20250510172101

| | | コメント (0)

2025年5月 9日 (金)

ヤマブキソウ

K3_0413

    (ヤマブキソウ 2025.5.1)

   私の行動範囲では見る機会が少ない花で、しばらくぶりで見られました。花がヤマブキの花に似ているので、ヤマブキソウと名付けらています。ヤマブキは花弁が5枚ですが、ヤマブキソウは4枚です。別名クサヤマブキとも呼ばれるケシ科の花です。

K3_0417

| | | コメント (0)

2025年5月 8日 (木)

コミヤマスミレ

K3_0561

    (コミヤマスミレ 2025.5.3)

   地元で最後に咲くスミレです。これで、マイフィールドのスミレのシーズンは終わります。 花弁が細く直径1.5cmの清楚なスミレで、杉林など暗い場所を好みます。葉の表面に毛が有り、ふわっとした感じで他のスミレとは違った感じの葉です。最初葉っぱだけ見た時はスミレとは思いませんでした。

K3_0557_20250508190001

| | | コメント (0)

2025年5月 7日 (水)

コバノガマズミ

K3_0381

    (コバノガマズミ 2025.4.29)

   新緑の林の中に真白な花がひときわ目立っていました。ガマズミに比べ葉も小さく、花序も小形で優しい感じがします。ガマズミより少し早く咲き始めます。直径5ミリほどの小さな花の集まりですが、新鮮な花で白さが一層目立ちます。

K3_0378

 

| | | コメント (0)

2025年5月 5日 (月)

ヒメイズイ

K3_0375

    (ヒメイズイ 2025.4.29)

   アマドコロの仲間で、緑白色の地味な花です。萎蕤(イズイ)はアマドコロの中国名で小さなアマドコロでヒメイズイと命名されたようです。山地や海岸の草地に生えます。近くの山で大分増えていました。以前はユリ科でしたが、新分類ではキジカクシ科になりました。

K3_0370

| | | コメント (0)

2025年5月 4日 (日)

ノヂシャ

K3_0389

    (ノヂシャ 2025.4.24)

   散歩道で、久しぶりで見たことのない花との出会いです。ヨーロッパ原産のノヂシャ、誰かのBlogで見たようの気がしたのですが、その場では分かりませんでした。スイカズラ科の1年草~2年草。淡青色の小さな花ですが、近寄ってみるとかわいい花です。葉をサラダ用として生食するそうです。

K3_0391

| | | コメント (0)

2025年5月 2日 (金)

ホタルカズラ

K3_0092

    (ホタルカズラ 2025.4.24

   サファイアブルーの花が今年も散歩道の林の草むらで咲きました。ワスレナグサやヤマルリソウと同じムラサキ科です。明るい花が草むらに群れをなして咲く様子を草むらの蛍に見立てたそうですが、名付けた方の感性に感心です。

K3_0105_20250502184601

 

| | | コメント (0)

2025年5月 1日 (木)

チゴユリ

K3_0060_20250501195701

    (チゴユリ 2025.4.21)
 葉の陰に隠れるように下向きに咲いていますので、下から撮らないと花が見えません。一つの茎に一輪か二輪の花を付けますが二輪つくものが多いです。花も小さく、花の色もちょっとくすんだ白色ですのであまり目立ちません。咲き始めの葯のきれいなものが見られました。

K3_0044

   小型でかわいらしいユリという意味で,稚児百合の名が付けられましたが。新分類ではユリ科からイヌサフラン科になりました。

| | | コメント (0)

« 2025年4月 | トップページ | 2025年6月 »